私たちが取り組むきっかけ
私たちと無添加住宅の出会い
さつまホームのサイトにお越し頂き誠にありがとうございます。
代表の新留と申します。
私たちは無添加住宅という、少し特殊な家づくりを行う豊中市の工務店です。
おかげさまで、この家づくりでは大阪で最も多い着工数を誇っています(2006年、2007年上半期)
無添加住宅に関する詳しいことは『無添加住宅について』を見ていただくこととして、ここでは私たちが無添加住宅という家づくりを行うことになったきっかけをご紹介することとします。
無添加住宅開発者 秋田憲司氏との出会い
2年前の夏、仕事で台湾に来ていた私は偶然に無添加住宅開発者 秋田憲司氏と出会うことになりました。秋田氏は、台北大学で行われるシンポジュームの環境共生住宅のコメンテーターとして招待されていたのです。
当時、秋田氏は秋田ハウジング(現:無添加住宅)の代表として西宮で工務店をしており、お互い近所同士で家づくりをしていることは知っていました。
なので会話したことはなかったのですが、名前も顔もよく知っていました。
本当に偶然でした。
しかし、同じ工務店経営者として意気投合するのに時間は掛かりませんでした。
3日間行動を共にし、双方の予定に顔を出すことになったのですが、その時の夕食での秋田氏の話に深い感銘を受け、今までの家づくりの概念が音を立てて崩れていくことになりました。
『新留さん、地球温暖化はなぜ起きるか知ってる?』
この夕食まで、秋田氏は無添加住宅の話を一切私にはしませんでした。
自分の考えを押し付けることはしたくないと、あえてしなかったのだと思います。
台北で一番家庭料理のおいしい店で、台湾ビールを飲みながら、お互いの海外旅行の経験談などを話した後、それぞれの夢の話になりました。
秋田:『新留さん、地球温暖化はなぜ起きるか知ってる?』
私:『えっ?』
いきなりの質問に・・・恥ずかしながら私は返答できませんでした。
正直、今までそんなこと考えたこともありませんでした。家づくりには関係ないとさえ思っていたのです。
秋田:『自然破壊が原因だとか思うけど、地上に生えている物は消費されてもエネルギーが循環するから地上の二酸化炭素の量は変らない。木を切り倒して薪にして燃やしても、その木が今まで吸収してきた二酸化炭素の量を上回ることはないんだ。
それは朽ち果てても同じ。野菜を食べて人間が吐き出すCO2も、野菜が育つ上で吸収した量を超えることはない。』
初めて聞く話の内容に、私は食事も忘れ引き込まれていきました。
私:『ではなぜ温室効果ガスが増えて、地球温暖化が進むんですか?』
私の質問に、秋田氏は"よくぞ聞いてくれた!"といわんばかりにこう答えました。
秋田:『化石燃料(石油)を使うことが問題なんだ。地下資源の燃焼、石油の燃焼によって起こる二酸化炭素、温室ガスは今まで地上にはなかったもの。使えば使うほど処理できない分が残ってしまうんだ』
その後の秋田氏の話は、私の環境に対する認識を180度変えてしまう衝撃的なものでした。
そして、本当に石油の消費をやめなければ地球温暖化は止まらないこと、唯一森林だけが二酸化炭素を蓄えてくれるということ、森林伐採は、その速度を上げているということ。
木材を使う建築業者として、環境に対する認識は絶対に必要なことを知ったのです。
秋田:『私の夢は、地球に還る素材だけで作る家。そして体にいい食べ物をつくる無添加ファームの建設なんですよ・・・』
少し遠くを見ながら夢を語ってくれた秋田氏の少年のような顔を、今も忘れることはできません。
こうして私たちは無添加住宅に取り組んでいます

帰国してすぐに、私は無添加住宅に取り組む決意をしました。
今までの自分たちの家づくりが温暖化に繋がっているのかも知れない。そう思うといても経ってもいられないのが正直なところでした。
無添加住宅は、壁や天井に漆喰(しっくい)、断熱材には炭化コルク、屋根に石材、と最終的に自然に還っていく材料だけで作られている、建築時に余計な化石エネルギーを必要としない家です。
正直、取り組んだ当初は大変でした。手間は掛かるし、今まで使えた材料が使えない。構造にしても施工にしても、今までの考え方を根底から変える必要があったからです。私の方向転換に付いて来てくれたスタッフには本当に感謝しています。
自分の子供たちのために地球温暖化に貢献できる家づくりをします。
私たちは環境に優しい家づくりを行っていく決意をしました。
こういう言葉はきれいごとに聞こえます。いや、正直きれいごとなのかも知れません。
私たちがいくら取り組んだところで、それはとても小さなもの。
環境問題解決に繋がるかどうかなんて分かりません。
ですが、私は自分の子供たちのことを考えました。
この子たちが大きくなったとき、地球はどうなっているんだろう。
それを考えるととても不安になるのです。
未来はどうなっている、ではなく、どんな未来にしたいのか?
建築業者として、それを考えながら家づくりを行うことは私たちの義務であると考えています。
『自分の子供たちには青い空ときれいな海、緑の山を普通に見せてやりたい』

それが私たちさつまホームの目指す家づくりです。
新留 巧三
無添加住宅開発者 秋田氏との対談DVDをお配りしています
私たちが取り組んでいる家づくり『無添加住宅』。
その開発者である秋田憲司(あきたけんじ)氏に私が直接インタビューをしてきました。
今までの家づくりにおいて、一体何が問題とされているのか。
そして、その問題を解決するにはどうすればいいのか。
住まい手にとっても、作り手にとっても気になる核心部分を語って頂くことができました。
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